1月22日(木)から2日間にわたって開催される標題のミーティングに、本校のコアメンバー3名が参加しました。
1日目は災害への理解を深めることを目的としたプログラムが行われました。
雪の影響により到着がやや遅れましたが、無事に現地に到着し、最初に講演会に参加しました。講演会前半では東日本大震災に焦点が当てられ、関西に住んでいる私たちにとってはどこか他人事になりがちな震災について、これまで聞いたことのない話を多く知ることができ、とても印象に残りました。後半では「震災アーカイブ」についての講話がありました。震災アーカイブとは、災害時の写真や動画、証言などをまとめて保存・公開しているデータベースの総称で、検索することで災害の「リアル」を知ることができるものです。
講演会後は、実際に震災アーカイブを使用し、「災害の記憶を小中学生にどのように伝えていくか」をテーマにディスカッションを行いました。参加していた生徒の多くが震災を経験していたり、身近な人が被害に遭っていたりしたため、予想していなかった視点や意見が多く、とても学びの多い時間となりました。議論の内容はホワイトボードにまとめました。
1日目の最後には校内見学を行いました。4つのグループに分かれ、約20人で校内を回りました。その中で、石川県輪島市から来た生徒が「地震が起こったとき、たとえ震度2でも誰も笑わなくなった」と話してくれたことが強く印象に残っています。どこか「非日常」として地震を捉えていた自分の甘さに気づき、災害と向き合ってきた人々の姿勢の重みを実感しました。また、多賀城高校には仮設住宅が校内に移設されており、実際に中に入って壁の薄さや寒さ、空間の狭さを体感しました。災害後の生活の大変さを、実感をもって知る貴重な経験となりました。
奈良は山に囲まれ比較的災害が少ない地域であるため、どうしても災害への意識が薄れがちです。しかし、災害を直接経験していない私たちだからこそ、記憶を未来へつなぐ役割を担う必要があると強く感じました。南海トラフ地震が近いと言われ続けている今、私たち一人ひとりが何ができるのかを考え、行動していきたいと思います。