2月8日(日)、中学1年生から高校2年生の生徒を対象に、探究科学研究発表会を実施しました。会場のさざんかホールは雪が浅く積もり、骨に凍みる冷たく強い風の吹く今年一番の寒さとなりました。発表する生徒たちはさざんかホールが開く前から入口に並び、入場すると観客席や広い楽屋でリハーサルの順番を待ちました。
昼頃になり、来賓の方々や保護者様方、見学の生徒や予約されていたお客様方が来場され、ついに発表会が始まりました。校長先生からは「ついこの間、私も大勢の前で発表をする機会がありました。けれども、質疑応答の時間には誰からも質問があらず、寂しい思いをしました。やはり青翔スタイルのように、その場で沢山の質問をいただけるのはとても嬉しいです。皆さんもドンドンと質問してくださいね」とお話がありました。大ホールでの口頭発表は高校1年生が2班、高校2年生が7班、中学3年生が2班、計11班が行いました。高校2年生は通常の発表だけでなく、英語での研究概要の紹介も盛り込んでいました。学年が上がるにつれ発表の機会が増え、経験が豊かになるからか、全体的には上級生の方が堂々と、明瞭で元気よく発表をしていましたが、学年に関わらず素晴らしい発表をする生徒もおり、これからの成長がとても楽しみです。また全ての班に質疑応答の時間があり、当校の生徒やお越しいただいた他校の生徒、また来賓の方々による質問に対して、真剣にひとつひとつ回答をし、また研究が質問の内容にまで及んでいなかった場合はそれを認め、次の研究に活かせるようしっかりと成長の糧としておりました。
口頭発表班による舞台での発表が終わると、3階のレセプションホールでポスター発表が行われました。当校の生徒14班だけでなく、奈良県立奈良高等学校1班、奈良県立奈良北高等学校4班、奈良学園高等学校5班を合わせた計24班が、前後半に分かれて発表を行いました。ポスターを指さしながら研究した内容を紹介し、目の前で見てくれている見学者からの質問にその場で答えるこの発表には、舞台での口頭発表とは違うスキルが必要で、それでも生徒たちは楽しそうで、とても活気づいた会場でした。また、残念ながら参加できなかった奈良県立郡山高等学校の3班はポスターのみの展示となりましたが、たくさんの見学者がじっくりと内容を読み込み、感心された様子でした。
そして、ポスター発表が始まった頃、大ホール舞台上ではタイ姉妹校との国際共同研究や、TJ-SSF2025(タイ日学生サイエンスフェア2025)の報告会も行われ、その交流の様子や研究内容を紹介し、当SSH校ならではの特色ある経験は、生徒たちにとても大きな意味のある経験をもたらしたことを再確認させてくれました。
全ての発表が終わると生徒たちは大ホールに集まり、来賓の奈良女子大 名誉教授 中澤 隆 様からのご講評があり、「孔子の論語には『之(これ)を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず。』という言葉があります。何かを知っているだけの人はそれを好きな人には及ばず、また好きなだけの人はそれを楽しむ人には及ばない、といった意味です。研究は苦労しながらするものではなく、自分たちが楽しめればそれでいいのです。私も今回の全ての発表に評価をしましたが、もしその評価が悪くても、研究を楽しんでいたなら気にしないでくださいね」とお話していただきました。
その後、優秀な班に賞状やトロフィ、盾の贈られる表彰式が行われました。舞台上で大きな祝福の拍手を受け、受賞班はとても誇らしそうにしていました。
この発表会を通して、発表した生徒たちはまたひとつ大きく成長したと思います。また、今回発表しなかった生徒たち、特に中学1年生や2年生の生徒たちは先輩方の姿を見て、いずれあの大きな舞台で発表をする自分たちの姿を想像できたかと思います。本当に良い発表会になりました。
お越しいただきました来賓の方々、他校様方、また保護者様やお客様方、この度は本当にありがとうございました。