3月23日(月)、SSHコアメンバーによるSAW(青翔アラカルトワークショップ)が実施されました。今回は震災についてがテーマで、今回発表してくれた3人のメンバーは全員今年1月に宮城県の多賀城高等学校様を訪れており、震災を経験した生徒や環境、地域を現地で学んできました。
震災アーカイブというものがあり、様々な地震、震災のデータが残っているのですが、維持するにはとても費用がかかってしまい、また残そうとする意識が低いため、存続の危機となっているそうです。今回訪れたメンバーは実際に震災アーカイブを使って、調べ学習をしました。そして周辺の見学をしたとき、仮設住宅を見せていただきました。内装は思ったよりしっかりしていて、でも長期間住むには狭すぎるように感じたといいます。壁は薄く、外からの音も聞こえ、また自分たちの出す音も周りに聞こえてしまうため、ストレスになっていたとも教えていただきました。ある駐車場を訪れた際は、駐車場の壁に胸元を超えるほどの津波の跡が残っており、これは致死率100%の高さを遙かに超えていました。また、多賀城高校の主に災害科学科の生徒は、津波波高標識という、当時その場所ではどの高さまで津波が浸水したかを示す標識を、約120個も設置しており、様々な機関に許可を得なければならないためとても大変だったそうです。
今回SAWを主催してくれたコアメンバーたちは、聴講者からの質問にも答えてくれました。「消波ブロックの設置方法に関するポスター発表の際、多賀城高校の生徒からなにか質問はありましたか」という質問には「押し波だけでなく、引き波に関しても実験していますかとの想定外の質問があり、大変学びになりました。」と回答してくれたり、「今回の学びを通して、3人の意識が変わったことなどありますか」との質問には、「今まで災害等で休校になったときはラッキーと思っていたけれど、多賀城高校の生徒は震災後はそういったことで笑わなくなったという話を聴き、災害は非日常ではないんだなと意識できるようになった」と回答してくれました。
内容の充実した、とても意義のある素晴らしいSAWでした。主催してくれたSSHコアメンバーのみんな、本当にありがとう!