7月23日(木)、中学3年生を対象に、ビッグテクノス株式会社様をお招きして講演会を実施しました。ビッグテクノス様は御所市に本社・工場を構え、粘着剤や粘着製品などを手がける企業で、大阪・関西万博にも出展されていました。
講演会ではまず、研究職は「時間はかかるが、その分だけ深く面白く、価値のある仕事」であることや、「答えがわからない問題を地道に考え続けられる人」に向いていることを教えてくださいました。それから、粘着剤や粘着テープの基材は使い方や要求性能に合わせて改良できること、例えば人の肌に使うのであれば粘着剤はムレやかぶれが発生せず、テープは伸縮性があるものとして作ることを話してくださいました。
その後、ブレインストーミングとして、『どんな眼鏡が欲しいか』を生徒たちに自由に考えさせました。個性的で様々な意見が沢山書き出され、生徒たちもとても楽しそうでした。眼鏡等レンズに関する話題として、PFAS規制についても教えてくださいました。レンズの滑りを良くするために表面に塗布されるフッ素化合物は熱や水に強く、壊れにくいため、医療や半導体、電池、自動車、航空分野など幅広く使われている反面、『フォーエバー・ケミカル』とも呼ばれており、分解されるまでに長い時間がかかってしまい、自然界に残り続けてしまうそうです。近年、急速に規制が強まっているため、眼鏡レンズも代替案や改良が検討されているとのことです。
最後に、お越しいただきましたビッグテクノスの社員様方による、生徒たちに伝えたい言葉をお話しいただきました。文系大学出身で理系職についた方からは「やりたいことをするのに遅すぎる、早すぎるということはない」、中国からこられた社員の方は「日本カルチャーに興味を持っていたから、そこから可能性が広がった」、別の社員の方からは「学生だった当時の担任の先生が楽しそうだったから、自分もやっていて楽しい仕事をしようと思った」ということを教えていただき、生徒も真剣に聞き入ってました。講演会が終わってからも会場で、ビッグテクノス様が万博に出展した『電気の力で簡単に剥がれるふしぎな粘着テープ』の実演をしていただき、生徒たちは興味深そうにじっくり観察していました。
将来就くかもしれない研究職や技術職について知る貴重な機会でした。お越しいただきましたビッグテクノス株式会社の皆様、この度は本当にありがとうございました。